■ Member's voice

陳 旖妮(チン イジ)

Vol.03

  • デジタルストラテジスト

陳 旖妮(チン イジ)

喫緊の課題は外国人材へのケア。
国境を超えるビジネスを諦めない。

2015年みずほ情報総研(現みずほリサーチ&テクノロジーズ)に入社。ITエンジニアとしてみずほ銀行の市場、国際系システムの開発や保守を担当。2022年に社内公募制度でビジネス企画部へ異動し新規ビジネスの企画立案を担う。2023年からBlue Labへ参画し、グローバルビジネス、ペットビジネスの企画立案に従事。

ルールに縛られない自由な発想で、
ビジネスへ挑戦する風土に驚きの日々。


新卒で入社したみずほリサーチ&テクノロジーズでは、ITエンジニアとして数千人規模のプロジェクトマネジメントやオフショア開発を支えるブリッジエンジニアとして奔走していました。その後、社内の公募制度を活用してビジネス企画部へ異動。そして現在はBlue Labへ参画していますが、当時はとにかくお客さまに数多くのインタビューをして「お客さまの課題は何で」「それをどうやって解決するのか」を確認しようという会社の考え方に、驚きの連続でした。また私自身、以前からグローバルビジネスに興味があり、「日本企業における高度外国人材の定着率をアップするサービスを開発したい」という想いを上長に相談したところ、「自分のやりたいことなら挑戦してみなよ」と二つ返事で承諾いただきました。非金融領域のビジネスであっても、自らの自由な発想を後押ししてくれる文化には、感謝しています。
現在は、これまでの知見をいかし、デジタル技術を活用したペットの健康管理をサポートするサービス「ここみる」の企画立案を担っています。このサービスを利用することで、ペットの病気に詳しくない方でもオンライン上でいくつかの質問に答えることで、気になる症状に関連する病名を知ることができます。ペットには健康を、飼い主には安心感を与えることのできる、動物と人に寄り添ったサービス開発へ向け、刺激的な日々を送っています。

アイデンティティを認め、助け合い、
イノベーションを起こし続ける。


私自身、幼少期を中国で過ごしていたため、社交辞令やご近所づきあい等、日本特有の文化を理解できず、知らないうちに相手を不快にさせてしまうことがありました。そのため当初は日本での暮らしや働くことに対して、不安な気持ちでいっぱいだったことを覚えています。
その点、Blue Labでは多様性を認め合う文化があり、助けを呼ばずともすぐにメンバーと会社がサポートしてくれるので、仕事がしやすい環境にあるなと感じています。また、仕事でのコミュニケーションの取りやすさはもちろん、私生活や「ここみる」をはじめとしたペットテックの将来等、メンバーとプライベートな近況や関心事を話し合える環境はとても安心感があります。
多様性を認め合い、心理的安全性が担保された環境下で、自由に意見を発信し、自らイノベーションへのアクションを起こせることほど魅力に感じるものはありません。

自身の経験から在日外国人の抱える悩みを発掘。
日本文化と異国のギャップを埋める。


Blue Labでは、私が日本で生活した経験や発想をもとに「かるしっぷ」という外国人向けのサービスを、プロダクトオーナーとして社内へ提案しました。 「かるしっぷ」は、日本と海外との文化のギャップを可視化し、研修や体験型コンテンツを通じ、日本で働く外国人と企業との相互理解を図るサービスです。
当初、漠然と外国人向けビジネスの開発をしたいという想いだけで、具体的なニーズがどこにあるのか不透明でした。そこで、まずは市場調査とニーズの把握からやってみようとプロジェクトが動き出しました。海外での生活が長く、「在日外国人が抱える悩みや不安を解消したい」という想いを共有するメンバーと一緒に、在日外国人約100名へアンケートを実施することで、ニーズの解像度がぐっと高まりました。結果、「日本の文化になじむまでにかかる時間をなくしたい」という本質的な課題を見つけ、サービスの企画から設計に落とし込んでいきました。
本当にゼロからのスタートで苦悩の連続でしたが、非金融のビジネスであったとしても、自分のやりたいことに挑戦させてくれたBlue Labには、大変感謝しています。

外国人材の貴重さを日本へ発信、
グローバルビジネスへの挑戦はまだ始まったばかり。


「かるしっぷ」は、残念ながらサービスの実現まで至りませんでしたが、グローバルビジネスへ挑戦したいという強い想いは変わりません。日本の人口減少と、それに伴う働き手の不足は企業の存続において解決すべき重要な課題であり、日本の文化を理解し、適切にコミュニケーションを取れる外国人材へのニーズは、これからもさらに高まると思います。
私自身も悩みましたが、日本文化はローコンテクスト文化で、ハイコンテクスト文化である出身国との文化のギャップに慣れるまでには多くの時間が必要です。さらにルールやマナーは当たり前のことなので、教えてもらう機会も少なく、自分で時間を掛けて学んでいく必要があります。こうした同じ悩みを抱えている方々に向けて、新たなビジネス創出を通じてサポートすることで、来日した外国人との架け橋となりたいです。そして少しでも日本がより良い未来に進む一助になれるように、挑戦を続けたいと思っています。

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