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ディレクター対談

ディレクター対談

Blue Labの成長こそが、
最大の事業開発。

多彩な個性や価値観を持つメンバーをまとめ、事業開発と向き合うBlue labのディレクター。創業メンバーとして組織の要でもある2人に、Blue Labへの想いや未来展望を聞きました。

写真左から

日下部 康仲 2002年富士総合研究所(現 みずほリサーチ&テクノロジーズ)に入社。財務経理関連システムの営業、企画、開発、導入に従事。以降、上海現地法人の立ち上げ・外販展開やワークフローシステムや著作権管理システム等の新規事業を創出。2023年4月にBlue Labディレクターとして自社の新規事業創出、取引先のインキュベーション支援に従事。

千葉 鉄平 2003年みずほ銀行に入行。中小・中堅企業・大企業の法人営業、みずほフィナンシャルグループの株主総会、全国銀行協会の企画業務に従事。2020年に公募により、新規事業開発に取り組む。2023年4月からBlue Labディレクターとして、非金融も含めた新規事業開発に挑戦中。モットーは、「挑戦する勇気、行動による証明」。

非金融の領域で新たな収益源を創り出す。
始まりは、その強い想いから。


千葉:Blue Labに所属する前のお話しからしますと、漠然とではありますが、事業を立ち上げる人への憧れを幼少期の頃から抱いていました。その後、大学へ進学。当時は不良債権処理と銀行の貸し剥がし問題のジレンマが様々なメディアで取り上げられ、日本中の関心と憤りを集めていたのですが、私自身はそういった世の中だからこそ銀行員になることに社会的な価値があると考え、みずほ銀行に入行しました。しかし、当時は不景気で金融機関に対する世間の風当たりも強く、さらに2008年のリーマンショックが契機となり、改めてお金の価値や自分が何をしたいのかについて考え直すことを余儀なくされました。そこで気付いたのが「お金を貸しているだけでは、社会に対する貢献は不十分で、違ったアプローチでこれからの社会や人の未来を創る方法はないだろうか」という想いです。その想いが強くなる頃に、社会人として15年ぐらい経っていましたが、大学生の時から描いていた想いを叶える挑戦をしようと考え、ジョブ公募を通じてみずほフィナンシャルグループ(以下、〈みずほ〉)の新規事業を開発する組織であるデジタルイノベーション部に異動しました。
Blue Labはその頃から組織として存在し、金融領域では新たなサービスを創出し一定の成果を残していたのですが、今後は「非金融の領域で新たな収益源を創る」ということにも、もっと力を入れるべきだと経営陣に上申しました。結果、「では、千葉がやって来い」ということで、第二創業を迎えるタイミングで本格的に参画した形になります。

日下部:私はみずほリサーチ&テクノロジーズ(以下、みずほRT)の前身である富士総合研究所に新卒で入社して、財務経理関連システムに関する仕事をしていました。その後、上海の現地法人の立ち上げに営業スタッフとして参画。帰国後はみずほRTの本部企画機能の設計や著作権管理システム等、新しい事業に携わった後、Blue Labに参画しました。実は、みずほRTにいた頃から千葉とは関わりがあって、実際にBlue Labに所属する前から2人で今後について話し合っていて、自分自身もBlue Labに行くだろうな、という予感は持っていました。当時は、第二創業に向けてその役割の大きさに不安もありましたが、その分、目の前に広がる景色の広大さや、ここから始まるBlue Labという物語をどう紡いでいこうか、ワクワクしたことを覚えています。

メンバーの案件を、いかにブーストできるか。
それこそがディレクターとしての価値。


千葉:Blue Labのディレクターという役職ですが、現在は私と日下部の2名が就いていて、始めたばかりの頃はいわゆる何でも屋のような役割でしたが、今はメンバーとともに「事業を生み出す」ことに責任を持って取り組むポジションに変化しています。

日下部:リーダーシップを発揮してメンバーを引っ張るような立ち位置だと勘違いされがちですが、メンバーが考えた事業アイデアに対して、ビジネスとして実現させるためには「何を・どこで・どうやって」やっていくべきか座組を含めてともに考え、もし壁にぶち当たっているようであれば、どうすれば乗り越えられるのか、ともに悩んで少しでも解決に導いていく、といった動き方をしています。

千葉:アイデアを固めることはできても、実現化に向き合った途端、上手く行かなくなることが往々にしてあって。その時に「あの人に話を聞いてみたらどうだろう?」とか「あの会社の強みと組み合わせられる?」といった具体的なアドバイスをすることもあります。また、そもそもですが、やはりお客さまが中心であるべきなので、「もっと顧客となる人の解像度を上げるべき」のように、足りていない部分を見つけ出し、そこを埋めていくための筋道を作ることもディレクターとしての役割だと思っています。

日下部:とにかくメンバーが進めている案件やプロジェクトをブーストさせる、それが我々ディレクターに求められている価値ですね。それぞれのメンバーは自分で決めた一つのプロジェクトを選任することが多いのですが、ディレクターは複数の案件を同時に見ています。ひっきりなしに相談や打ち合わせがあるので、リソース面はもちろん大変ですが、常に各プロジェクトの状況は追いつつ、メンバーとは顔を突き合わせてコミュニケーションをとることを大切にしています。

千葉:事業開発は進捗管理シートやWBSを作ったからといって、どうにかなるものではないと思っていて。私たちディレクターも領域の異なるプロジェクト全ての専門家ではないので、テキストコミュニケーションだけでは伝わり切らない、メンバーの想いまでしっかり感じて受け止めることが大事です。他にも「今週これができたら最高だよね」といった形で、小ぶりな目標設定を繰り返してメンバーの心にSmall Winを積み重ねていくこともやりますね。

日下部:それは私も意識してやっています。メンバーそれぞれ性格や個性がある中で、どう同じ方向を向いてもらうか、さらには今やっていることに対する自信を持てるかで、パフォーマンスは如実に変わっていきます。

千葉:このSmall Winの積み重ねは、メンバーに対してもですが、実は私たちディレクターの成長にもつながっていると日々感じています。

次につながるトライを称え合う。
そんな環境づくりをめざして。


日下部:インキュベーションカンパニーとして、事業開発におけるBlue Lab独自の「型」を創って社内浸透させることも大事な取り組みの一つですが、「型」は創って終わりではなく、どんどん改変していくものです。そのためには事業アイデアをたくさん生むことも大切ですが、良くないものはどんどん捨てて、次に向かって進んでいく姿勢も必要です。今のBlue Labを見るとその姿勢が体現できて来たなと思います。「ダメでも次のことを考えよう、ナイストライだったね」と言い合える環境を保っていくこともディレクターとしての役割かなと感じています。

千葉:ダメだったアイデアも含めてナレッジとして溜めていくことで、ブラッシュアップにつなげられますし、組織としての練度も高まります。また、メンバーも机上の空論で企画することをやめて、しっかり目の前の課題と向き合って解決する事業を考えないと実現に至れないというマインドに変わっていったと感じています。自分の目で見て、耳で聞いて事業企画をすることが多くなる等、良い方向に変わってきて、組織としての成長を今まさに感じている所ですね。 ディレクターをやっていて一番楽しいのがこういう時で、Blue Labの成長そのものが自分たちにとって一番の事業開発だな、と思います。

他社と協働するたびに驚かれる、事業検証のスピード感。


千葉:以前みずほ銀行からBlue Labにプロジェクトの持ち込みがあり、事業化の検証にあたって実際に協働したのですが「プロジェクトを進めるパワフルさが強い」と非常に驚かれたことがあります。持ち込んだ方ご自身もビジネススキルや経験を豊富にお持ちでしたが、やはり事業化に向けた検証スピードやノウハウ、パワーの注ぎ方といった点でBlue Labメンバーとの間に如実に差を感じられたとお聞きしました。

日下部:スピード感については我々がこだわっている部分なので嬉しいですよね。新規事業開発は、とにかく早いスピードで動かないといけない、というのはBlue Labの取締役であり、世界的なベンチャーキャピタリストでもある伊佐山さんから受けた影響も大きいです。「世界基準ではこれくらいのスピード感で変化している」というのを教えてくれるのですが、そのスピード感がめちゃくちゃ早くて。

千葉:頑張っていると思っていたのに全然ダメだ、みたいなね。でも自分たちのレベルが分かることって実は貴重な機会ですし、ありがたいと思いますね。伊佐山さんの事業開発の実績は凄いですし、そんな人が近くにいて面倒を見てもらえる環境やメンバーそれぞれの個性を存分に活かしながら日本だけでなく、将来的には世界で戦えるような力をつけていけるといいなと思っています。

まだBlue Labは始まったばかり。これからが恩返しの時。


千葉:第二創業期を迎え、様々なことが形作られつつあるBlue Labですが、まだまだ始まったばかりで、株主の皆さんや母体である〈みずほ〉等、我々を信じて下さっている方々への恩返しはこれからだなと思っています。具体的には、一緒にビジネスをインキュベートすることはもちろんですが、そのためのノウハウを世の中に伝播させていきたいと考えています。

日下部:我々の中では「起業家育成」と呼んでいるのですが、例えば〈みずほ〉とお付き合いのある法人のお客さま自身も、「このVUCAの時代にどのように成長戦略を描けばいいのか」・「自社を取り巻く環境が変化し、それに応じて在りたい未来像も変化する中で、次の手をどう打っていくべきなのか」と非常に悩まれています。そういったお悩みに対して、漠然としたバックキャスティングの手法ではなく、これまでのノウハウとともに本当にアクショナブルな一歩を踏み出せるサポートを行っていくことで、Blue Labならではの特異性を持ったポジションというのが築けますし、お客さまとともに歩んでいく、というめざす姿勢が体現できるのではないかと考えています。

千葉:あと、今後に関して言うと、ARCH(虎ノ門ヒルズインキュベーションセンター)という場所で働くメリットはこれからも存分に活用したいですね。企業のインキュベーションに取り組む部門がたくさん入居しているので、所属は違いますが同じ悩みを持った人がたくさんいて、すぐにコミュニケーションできたり、イベント等も多いので最新情報がすぐに手に入ったりと、メンバーの成長という観点から見ても、すごく良い環境だと思います。

日下部:それとやっぱり人材層の強化もしていきたいです。Blue Labは「事業開発の実りを未来へ。」というパーパスと、それに紐づくバリューを掲げていますが、共感してくれる人や事業開発を楽しめる人、好奇心、行動力、多様性、学ぶ力、そういったものを持った未来志向の方は、非常に向いている会社だと思います。

千葉:そうですね。これを自分は成し遂げたい、という強い意志や想いを持っている方は、ぜひ一度Blue Labを訪れてみて欲しいです。成長スピードの早さはお約束します。

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