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若手メンバー対談

若手メンバー対談

失うものはない。そんな挑戦心が
プロジェクトを前進させる。

新たな事業開発に向けて、第一線で活躍する機会の多い若手メンバー。
そんな彼らが今なにを感じているのか、所属のきっかけや働き方、未来へ向けた意気込みまで、4人の若手に語ってもらいました。

写真左から

吉野 大輝 2021年みずほ銀行に入行。配属先のデジタルイノベーション部にて、ブロックチェーンを活用し社債購入者情報の提供を可能にする「デジタル社債」のプラットフォーム事業等に従事。現在はBlue Labに所属し、新規事業開発担当として、AIを活用した金融機関向けメール監査業務のDXサービスを企画。

大西 隼人 2021年みずほ銀行に入行。配属先のデジタルイノベーション部にて、企業や自治体が提供するアプリからキャッシュレス決済を可能にする「ハウスコイン」や、SNSデータを分析し炎上を検知するシステム開発等に従事。現在はBlue Labに所属し、新規事業開発担当として、大学の研究成果を社会実装するためのサービスを企画。

小林 篤史 2021年みずほ銀行に入行後、みずほ第一フィナンシャルテクノロジーへ出向。データサイエンティストとして、事業会社向けのデータ分析やコンサルティング業務、みずほフィナンシャルグループの人事データ分析プロジェクトに参画。2024年からBlue Labに所属し、テクノロジーの知見を活かした、新規事業開発に取り組んでいる。

細川 匠 2022年ブロックチェーン関連のスタートアップ企業に入社後、エンジニアとしてEthereum基盤のDApps開発業務に従事。2023年にみずほフィナンシャルグループに入社し、Blue Labに所属。新規事業開発担当として、生成AIを活用したM&A提案業務の高度化プロジェクトを企画。

本気で世の中を良くしていこう、
という情熱をBlue Labから強く感じた。


大西:Blue Labの存在を知ったのは、就職活動中にみずほ銀行の人事の方から話を伺ったのがきっかけです。すぐにBlue Labについてネットで調べ、すごく先進的な取り組みを行う会社だな、というのが第一印象でした。いわゆるフィンテックというと、スタートアップ企業が強い領域だと思われがちですが、みずほフィナンシャルグループ(以下〈みずほ〉)を母体にしながらJV(共同企業体)で事業開発に取り組む等、組織としての柔軟性はもちろん、世の中に対する新たな価値創りへの本気度を感じました。

吉野:自分も学生の時からBlue Labのことは知っていました。就活当時は、まさにキャッシュレスの波が押し寄せている時で、各社が様々なサービスのプロモーションを始めたタイミングでした。そういったサービスのCMを毎日のように見ていましたし、自分もユーザーになる中でさらに身近に感じていたこともあり、自然と金融機関で新規事業やフィンテック事業をやりたいという想いを持ち始めました。そこで調べると「J-Coin Pay」をはじめ、様々なキャッシュレス領域にBlue Labが携わっていて、面白そうな会社だな、というのが最初の印象です。

小林:逆に私は、全くBlue Labの存在を知りませんでした。大学院修了後、メーカーの研究開発職のような、数理的素養を活かした職に就こうと思っていましたが、就活中にデータサイエンティストやクオンツが話題になり始め、強い興味を持ちました。そこで銀行でもこのような領域に関する求人があることを知り、みずほ銀行に入行しました。ここにいる大西と吉野は同期なのですが、入行後に彼らを通じてBlue Labの存在を教えてもらったことが参画のきっかけですね。様々なことにチャレンジする様子や、伸び伸びとした働き方をする彼らの姿を見て、良い意味で銀行のイメージが覆ったことを覚えています。

細川:自分は外からの転職メンバーで、前職ではブロックチェーン技術を扱うエンジニアをしていました。ただ、ブロックチェーンのインフラは発展途上であり、もっとダイレクトに社会に影響を与える仕事がしたいと思ったことが、Blue Labとの出会いにつながりました。選考時は計4回の面接がありましたが、どの方からも本気で世界を良くしようという強い意志をすごく感じ、事業開発に懸ける熱意に共感したことが入社の決め手でした。この点については、きっかけは違いますが、我々4人とも同じ認識を持っていると思いますね。

組織体制から仕事の進め方まで。
今まさに「新生Blue Lab」に生まれ変わろうとしている。


吉野:Blue Labは2023年4月から第二創業期を迎えましたが、ここ1年でBlue Labはすごく変わったと思います。自分も〈みずほ〉と兼務から、Blue Lab専任になりました。体制が今まで以上にソリッドになったので、かなりスムーズに仕事が進められるようになったと感じています。

大西:その点は日々、私も実感していますね。ベンチャー企業のように自由度を持って働く一方で、〈みずほ〉の技術や知見、人脈といったアセットも使える、という良いとこ取りができる企業に変わりつつあるなと感じています。そして、新規事業を開発する上では、「多産多死」の考え方、つまり多くのアイデアの中から芽が出ないものは早めに摘み取っていくことが必要です。体制が変わったことで、この考え方がより実践レベルで落とし込まれてきたと感じています。

吉野:「死」という表現にはネガティブなイメージがありますが、芽が出ないアイデアに固執するのはリソースの観点からも好ましくありません。芽を出しづらいと感じたアイデアにはしっかり撤退の判断をして、新たなアイデアに取り掛かる方が効率的です。

細川:仕組み的にも審査関門ができましたよね。メンバーが経営陣に向けて事業アイデアをプレゼンし、実現か撤退かのジャッジがされる、社内のビジネスピッチに近いものです。これによりいつまでに成果が出ないと撤退する、という明確な判断基準が設けられました。

小林:自分のアイデアが審査を通るかどうかは不安ですし、プレッシャーも感じます。しかし、その判断基準が存在するからこそ、審査を乗り越えるために切磋琢磨できると思っています。また、ジャッジがあることで、良い意味でのプレッシャーとなり、雰囲気も少しピリッとすると言いますか、組織全体としても新陳代謝が上がっているなと感じます。

入社3ヶ月で事業計画策定。
刻々と変化する情勢に合わせたダイナミックな毎日。


小林:もともと、みずほ第一フィナンシャルテクノロジーでデータサイエンティストをしていて、仕事の進め方としては週次単位でタスクを決めて動いていました。Blue Labに来てからは毎日やることが変わるので、そのスピード感はとても刺激的です。もちろん慣れるまでは大変でしたが。

吉野:技術力やテクノロジーに対する知見の深さは小林の魅力です。でも新規事業開発というステージでは、競合状況や世相等、刻々と変化する状況に合わせて戦略を練り直したり、アイデアの形を考え直したり等、とにかく目まぐるしく変わります。そういった目まぐるしいスピード感に慣れるのは大変そうに見えましたね。

小林:最初の1週間は特に、組織のスピードに合わせるので精いっぱいでした。でもここにいるメンバーも含め、その都度、みんなが真摯に相談に乗ってくれ、助けられた思い出があります。

細川:メンバーの人の良さとも重なりますが、若手の持つ裁量の大きさもBlue Labの特長です。まだ入社3ヶ月ですが、アイデアゼロの状態から先輩と二人三脚で100名のユーザーインタビューや事業計画策定を進めてきました。どちらの方向に進むか自分で決められるのでスピードも速く進むと感じます。またしっかり意見を述べれば、しっかりと受け入れてもらえる環境だと感じています。

大西:年上のメンバーと仕事をしても、違うと思ったら違うと言い合える関係性があって、そしてそれを受け止めてくれる懐の広さがありますよね。また、メンバーの経歴も結構バラバラで専門性も異なるので、知らないことはどんどん周りのメンバーに聞いていこうという文化が根付いていると思います。

当たって砕けろ。
その挑戦の全てが成長につながっていく。


細川:先ほど話したように、先輩と二人でアイデアをゼロから立ち上げたのがM&A推進のプロジェクトで、生成AIを活用した事業を進めています。役割分担はなく、本当に先輩と2人で何から何までやっているので、全てが自分の経験になっています。「無知の知」と言いますか、「当たって砕けろ」の精神で、色んな人に話を聞きに行っています。

吉野:何をするにも大切なことですが、主体性だったり、勢いだったり、若手ならではのチャレンジ精神みたいな部分は、特に期待されていると思います。自分も金融機関の監査領域を効率化するビジネスづくりに、プロジェクトオーナーとして取り組んでいますが、いかに仲間を増やして巻き込んでいけるかを大切にしています。そのためにチームでの役割を明確化せず、みんながオーナーの仕事を奪って行くくらいの勢いで、楽しく事業を考えるようにしています。

大西:Blue Labはプロジェクトを進める中で顧客像に近い人に、実際に話を聞きにいくことを結構大事にしていて。社内の審査を通るためには、企画している事業価値で課題解決できる人をバイネームで具体的に示せ、とまで言われます。その部分で、若手ならではと言いますか、失うものがないため、知人や先輩、経営層から紹介された他企業の役員の方にヒアリングを行ったり、顧客になりそうな方が参加しそうなイベントに出席したり等、人脈と足を使ってユーザー像を徹底的に明確にする作業を行なっています。

吉野:今まではそこまで具体的に考えられていなかったので、ヒアリングを重ねることにより手触りのある事業を考えることができるようになってきたかなと思います。また、実際に話を聞くことで改善点に気付くこともできるので、自分たち若手にとっては非常に良い経験になっています。

小林:新規事業開発は不確実性が高いからこそ「計画を立てて実行する」という動きではなく、「考える前にやる、動きながら考える」ことも大事だと思っています。その回数を上げていくことで精度も上がっていくはずです。

吉野:極端かもしれませんが、仮説に1日掛けるのではなく、1時間で仮説を考え、ヒアリングを行い、もし間違っていたらまた別の仮説を考える。そんな動き方ですね。

大西:求められるのはいかに回転を速く回せるかで、大きい車輪をゆっくり漕ぐのではなく、小さい車輪を何回転もさせて進むようなイメージで事業開発に取り組んでいます。

Blue Labの代名詞になるような事業を、
自らの手で創り上げたい。


吉野:今後に向けた目標は、Blue Lab発で大きくスケールする事業を手掛けることです。Blue Labと聞いて誰もが「あの事業を考えた会社だよね」と代名詞になるようなものを創りたいですね。また、システム開発が必要な事業の場合、外注しているとどうしても我々の求めるスピード感と合わなくて悩んでしまうケースが多いので、自分自身がプロトタイプの開発までできる人材になりたいと考えています。

大西:吉野と重なる部分もありますが、私はBlue Labの知名度を上げたいと考えています。知名度が向上すると、ヒアリングの対象範囲が広がり、ハードルも下がると思います。また、就職を機に福岡から東京へ来ましたが、情報が東京だけに集中しているように感じています。福岡の人々も認知しているような企業になれたら嬉しいですし、地方創生に繋がるような事業も進めていきたいなと思っています。

小林:Blue Labに所属して間もないので、全てを把握している訳ではないのですが、テクノロジー起点の事業開発を行うことも魅力的で良いのではないかと考えています。また、今後ビジネスを社会実装していくに当たり、テック系の人間が必要な場面が出てくるはずなので、技術選びの目利きのような役割を自分が担えるようになりたいです。

細川:自分もエンジニア出身なので、小林さんと同じような目標を持っていますし、プロダクトデモは作れるので、吉野さんの力にもなれると思います。最終的には Blue Labの中にアジャイル開発チームを作れると理想的ですね。そうすれば仮説と同じくらいデモを早く作れると思うので。

吉野:めちゃくちゃ良いですね。ぜひ、今日から始めましょう!

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