ブロックチェーン基盤のカーボンクレジット市場「KlimaDAO JAPAN MARKET」の実証実験に参加
- お知らせ
株式会社Blue Lab(以下、「Blue Lab」)はKlimaDAO JAPAN株式会社(代表取締役:濱田 翔平、本社:東京都中央区)が手掛けるブロックチェーン基盤のカーボンクレジットマーケットプレイス「KlimaDAO JAPAN MARKET」のベータ実証実験に参加します。
今回の実証実験(以下、本実証)は、株式会社オプテージ(代表取締役社長:名部 正彦、本社:大阪市中央区)が企業向けウォレットの提供を担い、株式会社みずほフィナンシャルグループ(執行役社長:木原 正裕、本社:東京都千代田区)がプロジェクトの実務サポートを行い、株式会社PBADAO(代表取締役:芳賀 真/堀井 紳吾、本社:東京都渋谷区)がプロジェクト管理・開発支援を行います。
本実証では、KlimaDAOがグローバルで既に稼働中のスマートコントラクト「Carbonmark API」を活用し、ブロックチェーンを活用したカーボンクレジットのトークン化市場の有益性について日本のJクレジットを活用して検証します。まずは実証参加企業・自治体のみによるクローズドの環境下での売買実証を行い、今春に一般公開を目指します。
本実証では、まずは世界初の試みとして、Jクレジットをパブリックチェーン上でトークン化(以下、Jクレトークン)し、取引を可能にします。Jクレトークンは、Polygonブロックチェーン上でERC-20規格のトークンとして発行され、1トークンが1t-CO2に対応します。

ブロックチェーン技術の活用により、カーボンクレジット市場の信頼性と透明性を高め、Jクレジットを含む既存のカーボンクレジットが直面する課題(流動性の低さ、取引の不透明性、複雑な手続き等)の解決を目指します。さらに、ブロックチェーンベースのMRV(測定・報告・検証)システムとの連携により、将来的にはクレジットの発行から流通までをブロックチェーン上でシームレスに行うことも可能になると期待されます。
また、ブロックチェーンで発行されたカーボンクレジットはプログラマブルであり、それを活用した各種サービスへの応用も期待されます。例えば、スマートコントラクトやステーブルコインを用いた自動取引や、クレジットの分割・統合、さらには他の金融商品との連携など、従来のカーボンクレジット市場では困難だった革新的なサービスの創出が可能となります。これにより、カーボンクレジット市場の活性化と、より柔軟な気候変動対策の実現に貢献することが期待されます。
将来的には、法人だけでなく、個人も売買可能なプラットフォームにすることで、カーボンクレジットの民主化を促進し、すべての人が環境への貢献を安心して行える環境を目指します。また、KlimaDAOがグローバルで展開するグローバルマーケットプレイス「Carbonmark」とサービス統合され、「EcoRegistry」や「International Carbon Registry (ICR)」等で認証された国際的なカーボンクレジットの取り扱いも目指します。
Blue Labは本実証においてKlimaDAO JAPAN MARKETにて販売されるJクレトークンの購入者および販売者として参加します。本実証はカーボンクレジット市場の抱える課題にアプローチする先進的な取り組みであり、デジタルカーボンマーケットプレイスの意義を認識・敷衍できる良い機会となります。
Blue Labは自社のパーパスに基づき、個人の幸福な生活とそれを支えるサステナブルな社会・経済の実現に向けた事業開発に取り組んでまいります。
以 上